絶滅危惧される日本語入力キー配列規格「親指シフト」利用者を増やすことを目的にまとめたNOTE(※)です。旧タイトル「日本語入力方法を親指シフトにしましょう!」(個人サイトから法人サイトにコンテンツ移転しました)※本家noteさんのお名前と同じですが私的お仕事メモという意味のノートです。

そもそも「親指シフト」とは

親指シフトとは、Mac、Windows、linux、iOS、Android、chromeOSなどデジタルデバイスで日本語を入力する際、多くの方は、ローマ字入力 (スマホでは一部フリック入力とか?)と思われますが、そのローマ字ではなく日本語で入力できるのです。JIS仮名入力のようにキーボードにふられたひらがなを単独打鍵する入力にも近いのですが、強みは親指を活用した独自のキー配列(以下に概要記載しています)で入力します。濁音促音の入力容易さが最大の強みであり、親指を活用することで、人間の手の機能を英字入力より効率的(使用するキーを最小限に)に実現することができるのです。

濁音入力の例として「現代」と入力する際に、ローマ字入力ですとたぶん「genndai」とタイプするのですが、親指シフトでは「げんだい」と4回キーをたたきます。この内、「げ」と「だ」は、「け」や「た」のキーと同時に右手親指も打鍵して濁音を実現するスタイルです。

他にも、英語のwikiには書かれていましたが、英語以外の言語にも将来的に対応してくのではと期待しております。

今まで、お会いした方で「親指シフト」お使いの方は、2名しかいません。1人は、カツマーといわれている勝間和代さん。もう一人は、元GDATAの日本代表(オリンピックみたい?)のJag山本さん、このおふたりだけです。

wikipedia親指シフトより抜粋

親指シフトは、キー配列規格の一種であり、ほぼ同時期に確立したQWERTYローマ字入力や、それ以前から存在したJISかな入力などと同様に、「かな漢字変換」のためのかな入力手段(日本語入力)として使用される。1979年に富士通が考案した。

JIS配列が、かな1文字を1個のキーに割り当てるのに対し、親指シフト配列は、かな2文字を1個のキーに割り当て、かな2文字の区別を親指による他のキーとの同時打鍵の有無で行うのが特徴であり、このため親指シフトと称された。

wikiから引用キーボード配列
親指シフト規格:

操作方式(抜粋)

wikiから引用文字キー
親指の活用

英文入力ではスペースの打鍵に多用するのに対し、和文入力では使用する機会が少ない親指を、シフト機能用として使う。無理なく積極的に活用するものと主張されている。

同時打鍵

親指シフトキーは、通常のシフトキーの働きと異なり、前後関係なく一定の時間内に打鍵されれば同時と扱われ、シフト入力となる。打鍵する順番を気にせずに規則的なテンポで打鍵できると主張されている。
ホームポジションに手を置くと、親指左/親指右キーは、左右の親指の真下に位置するため、これらのキーはホームポジションを崩さずに打鍵できる。英字モードでの配列と入力方式は、一般のQWERTY配列のキーボードと変わらず、親指左/親指右キーはスペースキーとして機能する。一方、かなモードでは、これらのキーを下表のように操作して、キートップに印刷してある複数の文字を打ち分けながら、漢字かな交じり文の文章を入力する。

上記「操作方式」のY文字キートップ(キーの表面)を例として振られたA~Dの説明。前提条件として、親指シフトキーボードではなく通常のキーボード、日本語入力状態になっている、としている。なので以下にでてくる「変換キー」とはスペースキー右側のキーであり、「無変換キー」はスペースキー左側のキーである。

単体で打鍵A→ら、Yキーと同時に変換キーを打鍵B→よ、Yキーと同時に無変換キーを打鍵D→ぱ(※私の環境ではHキーとシフトキーでも「ぱ」となる。←この配列なんと呼ぶのでしょう?)

そして、英文字入力状態で打鍵するとC→yとなる。

お仕事の効率化に間違いなく効果的です!

なぜ、ここまでプッシュするのか?例えば、最近はキーボードのタッチノイズが静かになったので、気にならないかもですが、かなり以前には尋常ではないキーボードタッチのノイズがオフィスに響き渡る光景、ご経験はありませんか? このノイズが約半分になるのです。簡単に言えば、キーを叩く回数が減りますのでキーボードの傷み具合も約半分、入力時間も約半分になります。

極端な事をいえば、考えながらタイプする、とか、人がお話されているタイミングで、そのままテキスト化できるイメージです。思考の邪魔をしない、とか、頭に入る言語をそのままテキスト化できる、そんなイメージです。例えば、「私は」と入力する際に、ローマ字入力ですと、「watashiha」と8〜9アクション打鍵して変換キーする必用がありますが、親指シフトですと、「わたしは」4アクション、で「変換キー」をたたけば、「私は」と変換されて完了です。「僕は」ですと「bokuha」と6アクションですが、親指シフトでは「ぼくは」と3アクションです。

タッチタイピングの打鍵数は、多いより少ないほうが、高速入力に有利だと考えられる。日本語の文章(天声人語4日分:3735文字)を入力したときの打鍵数を、他の入力方式と比較した資料によると[13]、以下の通りである。

wikipedia親指シフトより抜粋

唯一デメリットとしては、オフィスなどでキーボードをガンガン叩いている人からすれば、親指シフトでの入力は打鍵がすくないので、なんだサボっているようにも思われますし、もしかして「この人キーボードたたいてるけど、内職してる?」って思われてしまいます。

これ現実に体感しました。それは会議中だったのですが、「先ほどから何キーを叩いているのですか?」と聞かれた事がありました。そう仰った方は、私が個人的なメール返信か何かをしていると感じたのでしょう。サッと画面をみせて今までの会議の内容をフォローして議事録化いるメモを見せました。

これだけでも、充分に有効性ご理解いただけると思うとは思うのですが、意外と親指シフトユーザーに出会わない。なぜ?? 親指シフトで入力する、イコール、こういった以下のようなキーボードが必用という概念があるのかもしれません。

富士通:親指シフトキーボードをお使いになる方へより抜粋

どんなキーボードとアプリケーションで
実現できるのか?

上記のような専用キーボードが必須という事はありません。親指シフト専用のキーボードは他のキーボードに比べて高額です。現実的には、windowsもMacもエミュレーター(以下で説明します)と呼んでいるアプリケーションで「親指シフト」を実現できます。こういったハード面で躊躇している見込みユーザー(将来?本来親指シフトユーザーになる人たち)が多いと推察します。

キーボード選びには、ちょっとしたチェックポイントはあります(※)が、特別なキーボードを購入する必用はないです。通常のキーボードを親指シフトにするエミュレートするアプリケーションで充分にいけます。もう一点、ブラインドタッチできるまではキーボードのキー表面に上記例のyキーでしたら「よ/ら(よを上にらを下に)」とかシールしておくとトレーニングしやすいです。

参考までに私が使っているキーボードK380(画像はアマゾンからクリックするとアマゾンにリンクします)
amazonから引用:私が使っているキーボード

※)親指による同時打鍵が重要なので、親指がタッチする「変換」や「無変換」キーの場所が重要となります。「変換キー」はMの下あたり、「無変換キー」はCの下あたりが使いやすいと個人的に感じています。なので私は、ロジクールK380を使っています。以前は、既に絶版になってしまいましたが同じくロジクールのK230を使ってました。ノートPCは、MacBookProとhpのProBook(←ProBook機種によっては不向きなキーボードの可能性があるので事前に写真での確認は必須)を使っています。

エミュレーター(アプリケーション)は、何を使っているかというと、Macは、Karabiner Elementsで、Windowsは紅皿をつかっています。どちらもatokも使えています。カツマーさんはブログを見る限りやまぶきRを推しています。私も以前はやまぶきRを使っていましたが、バージョンアップが2015年で停止しているので紅皿に変更しました。紅皿は2023年1月時点で最終アップデートは2022年10月26日なので安心といえば安心(※)です。

※)やまぶきRをWindows11で使ってました。2022年10月のwindowsのアップデート(更新プログラム22H2)、しかもセキュリティソフトESETを使っている方限定だと思いますがセキュアブラウザ時の日本語入力がうまくいかなくなり苦戦しました。親指シフトユーザーに同じような現象(症状?)の方がいて、SNSで一気にやりとりが活発化しました。結局は、紅皿に変更にしたのが良かったのか?ESETが何か修正対応したのか?これは不明ですが、数日で私の環境では解消しました。その後もSNSでは同じ問題が発生する投稿があり、ESETの設定調整で皆さん解消できたようです。

余談ですが、私は、2010年くらいまで「親指ひゅんQ」を使用していました。親指ひゅんQの問題は64ビットアプリケーションに対応していないという点です。なので、当時、ブラウザ「chrome」32ビット版でしたし、テキストエディタ「秀丸」も32ビット版を使用せざるえませんでした。その時点で既に「親指ひゅんQ」のサポートやアップデートがなかったのと、しばらくしてブラウザのchromeが64ビット版でないとできない事(詳細わすれました)が発生したので、富士通のJapanistを導入しました。これはATOKと同じようなかな漢字変換ソフトウェア(インプットメソッドエディタ)の機能をもっているので、当然ATOKが使えなくなりました。

この日本語漢字変換機能がATOKになれている身としてはストレスとなり、DvorakJ(←これはオススメしません。なんか使いづらい)→やまぶきR→紅皿となっています。MacはかわらずKarabiner Elementsを使っています。開発者の方とメールやりとりさせていただいた事がありますが最高に助かりました。Macでの日本語入力は全く問題なくです。

iPadやiOSで使用できる親指シフトエディタは、N+Note for NICOLAを使っています。私はiPadminiを持ち歩くので便利に使わせていただいております。

どうやって「親指シフト」
入力スキルを取得するのか?

私はどう練習したのかというと、当時はワードプロセッサーOASYS廉価版(30~40万円で買うことができた。それまではOASYSは200万円くらいしたような記憶)がでてきたばかり、つまりキーボード入力がホームユースとして初めておりてきた時代なので、毎日一定時間、新聞や雑誌の記事などを入力する練習をしていました。シンプルに継続は力なり手法です。あとは見積や請求書を全てワープロで出力するようにしました。こうすれば「打てないイコール請求できない」となるので自分を追い込みました。

こういった親指シフトを入力している現場とか、トレーニングできる環境とかツール(あるみたいですね)とか、実際の入力環境に触れることができる場所が増えて欲しいし、企業内でも勉強会や練習会とかやってほしいものです。文字入力の時間を約半分にできるので業務効率があがります。さらにキーボードの交換タイミングが長くなります的なアプローチして、、、でもキーボード、お安くなったからね、キーボードが長持ちしますはささらないと思うので業務効率化には間違いないと確信します。

参考リンク:親指シフトエバンジェリスト(伝道師)大東信仁さん
以下は上記大東さんのコンテンツで「親指シフト」をトレーニングするのに最適です。

「気持ちよく日本語が書ける」伝説の入力方式 親指シフトを激しくオススメされてきた | i:Engineer(アイエンジニア)|パーソルクロステクノロジー

2021年1月にメーカーが専用機を販売終了した、日本語に特化した入力方式「親指シフト」。その魅力を、自称「親指シフトエバンジェリスト」大東信仁さんに伺いました。「速…

読売新聞:どっこい生きてる「親指シフト」~練習道場が人気、、より抜粋

親指シフトに専用キーボードは必要なし
親指シフトに専用キーボードは必要なし

絶滅危惧種と思われがちな親指シフトだが、実は根強いファンがいる。作家など文章のプロに多く、経済評論家の勝間和代さん、直木賞作家の姫野カオルコさん、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の脚本家、北川悦吏子さん、「金田一少年の事件簿」などの漫画原作者、樹林伸(きばやししん)さんらが親指シフターだ。最近では、これまでその存在を知らなかった人が、挑戦し始める新たな動きも出ている。習得を目指す「親指シフト道場」が人気だと聞き、お邪魔した。(中略)

パソコンで親指シフトを使う場合、実は「親指シフトキーボード」は必ずしも必要ではない(そもそも手に入りにくい)。ウィンドウズでもマックでも、キー配列変更ソフトをインストールし、簡単な設定をすれば、専用キーボードと遜色なく打てる。(中略)

大東さん自身、2012年まではローマ字派で、そこから一念発起して親指派に転向したが、半年かかった。「独学で回り道をしてしまった。その反省点も踏まえ、効果的な練習法を伝えています」という。(中略)

クラウドファンディングの「きびだんご」で支援を募ったところ、わずか65分で目標額の20万円に到達し、最終的に150万円以上を集めた。昨夏から販売開始し、「売れても100個くらいかな」と思っていたが、反響に驚いた。勝間和代さんらがSNSで紹介したこともあり、一時は生産が追いつかない状態に。これまでに600個以上が売れ、「思った以上にキーボードでやりたいことがある人は多い」と感じたという。(中略)

新聞社の業務が一気に電子化され始めた時期で、当時まだ手書きだった原稿を、オペレーターが日本語で入力してデータ化していた。猛烈なスピードでキーをたたくオペレーターの姿は実に格好よく、そこで活躍していたのが親指シフトだった。

さらにこの記事では「かえうち」も取り上げていて、専用キーボードを必用とせず入力できる「親指シフト」を推進したい私とてもシックリきます。そもそもこの記事を書かれ読売新聞の記者さん自身が親指シフターのようで、ぜひ、継続して記事にしていただきたいものです。

映画の中でも
「親指シフト」キーボードが
登場しています。

映画「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」の1シーンですが、これは親指シフトです。作者の青山剛昌さんは、多分、親指シフトユーザーだと思われます。時計じかけの摩天楼意外にも「名探偵コナンのショートストーリー05」にも、親指シフトが登場します。

映画「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」の1シーン
映画「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」の1シーン
「名探偵コナンのショートストーリー05」の中にでてくるワードプロセッサOASYS

親指シフト関連のコラムや記事

ITmedia:モノクロ画面でWeb検索もできない「ポメラDM250」はデジタル系ライターでも使えるか ポメラ初心者が試してみたより抜粋

パッケージには説明書、US配列または親指シフト配列レイアウト用キートップステッカー、ACアダプター、USBケーブル(USB Type-A→USB Type-C)が含まれる
パッケージには説明書、US配列または親指シフト配列レイアウト用キートップステッカー、ACアダプター、USBケーブル(USB Type-A→USB Type-C)が含まれる

筆者が特に「使ってみたい」と思ったのは、Bluetoothキーボード機能だ。スマホの外付けキーボードとして使えれば、ポメラとスマホだけで仕事が完結するのではなかろうか。なぜスマホに外付けキーボードを使いたいかというと、Google Driveアップ後の細かな調整などを行うため、作業中にたまに訪れる“急を要する”チャットやメールの対応時間を減らしたいからである。

ダイヤモンドオンライン:わけあって絶滅、「親指シフト・キーボード」へのレクイエムより抜粋

リード抜粋)作家、ライター、速記者といったライティングのプロに愛用されていたのが「親指シフト」の入力システムとキーボードである。21世紀の現在も、おそらく親指シフトから離れられないプロが数百人くらいいるだろう。しかし、超少数派であることは事実で、いつか絶滅すると思われていたが、

親指シフトは日本語の「音」の頻度をよく研究したシステムで、非常に合理的なキーボードだった。現在はカナをキーボードの4段に配したJIS配列のキーボードが主流だが、入力はカナではなく、大半の人はローマ字で入力しているはずだ。JIS配列のカナ入力は4段のキーボードを指が行き来するので時間がかかり、キーを覚えにくいからである。(中略)

発明のきっかけは「親指の発見だった」という。親指はほかの4本の指とは別の動きができることに気が付いた神田氏(※)は、親指以外の8本の指に3段30個のキーを分担させ、1個のキーに2つのカナを割り当てるが、上下の区別は親指が担当する。キーボードのいちばん手前に左右の親指用シフトキーが並び、左右半分ずつのキーを受け持つ。(中略)

濁音と半濁音、そして小さい文字も親指シフトキーや左右両端のシフトキーで入力できる。濁音は左右逆の親指シフトキーを同時打鍵する。つまり、「親指使用せず」「右親指シフト」「左親指シフト」の3通りで30個のキーを操作するので、全部で90種の入力が打鍵1回ずつで可能になったのである。(中略)

※)富士通の神田泰典氏(1938~2018年)が発明したシステム(親指シフト)で、初号機のワープロ「OASYS100」に導入して発売したのが1980年のことである。

Wikipedia:神田泰典

Forbes:ポスト・ネット時代、Z世代にプライバシーはない?(2020_0206)より抜粋

新製品が続々と出されれば古くなったモノは市場から消え去る運命で、社会制度や組織、価値観までもが時代に合わないと変更・破棄されることは、歴史のダイナミズムそのものだろう。どんなに人々に愛されていても、消えるものは消えてしまうという悲しい運命がそこには待っている。

しかしそういう話も個人にとっては別の意味を持つ。人生で初めて出合った素敵なモノや人のことを、他人の評価がどうであれ、時代遅れだろうがなんだろうがずっと忘れられずひいきする、「初恋症候群」(First Love Syndrome)という言葉もあるぐらいだ。

1980年代にワープロ専用機で原稿を書いていた頃には、パソコンのワープロソフトに馴染めなかった。使っていた富士通のモデルは普通のキーボードとは違う、「親指シフト」と呼ばれる特殊な文字配列だったが、慣れると使いやすくて、そのキーボードで打たないとまともな文章が書けないような気さえしていた。

初恋症候群(Fiest Love Syndrome)の一つとして「親指シフト」最初にタッチした入力スタイルが親指シフトだった。これは私(川原)と全く同じ。現在まで、これ以上の入力方法には出会っていないだけ、初恋からその後「それ以上の人」に出会えなかった、幸せなのか不幸なのか?

しかし、この作者さん(服部桂さん)の文章、私に言われても??でしょうが、とっても読みやすい、なんでだろ?ダントツで読みやすい。(ホントにすみません、若輩モノであることは認識しております)

GIZMODO親指シフターにもオススメ! 2020年に蘇るErase-Eazeキーボード「KEMOVE」2020.01.01より抜粋

「Erase-Eaze」という配列のキーボードをご存知でしょうか? 基本的には一般的なUS配列のキーボードなんですが、Spaceキーが2分割されている配列のキーボードです。
(中略)
親指シフトとの相性バツグン!
また、キーマップをカスタマイズできるソフトと組み合わせて、親指シフトキーボードとして使うという人もいました。
(中略)
親指シフトは徐々にユーザー数が減っていき、今はあまり見かけなくなりました。親指シフトキーボードも販売されてはいますが、選択肢は少なく高価(現在発売されている純正キーボードはFMV-KB613とFMV-KB232のみ)。路頭に迷った親指シフターたちは、既存のキーボードをカスタマイズして親指シフトの灯を絶やさないようにしてきました。

海外のWikipediaで多言語についての可能性

ENwiki:Thumb-shift keyboardより抜粋

Thumb-shift keyboard

The thumb-shift keyboard (親指シフト oyayubi shifuto) is a keyboard design for inputting Japanese sentences on word processors and computers. It was invented by Fujitsu in the late 1970s and released in 1980 as a feature of the line of Japanese word processors the company sold, named OASYS, to make Japanese input easier, faster and more natural.[1][2] It is popular among people who input large quantities of Japanese sentences, such as writers, playwrights, lawyers and so on, because of its ease of use and speed. The rights regarding the use of this design were transferred to Nihongo Nyuuryoku Consortium (Japanese Input Consortium), a technology sharing cooperative of interested companies, in 1989. It is referred to as an example of keyboard layout in Japanese Industrial Standards.[3]

 ざっくり和訳)親指シフトoyayubiシフトは、ワープロやコンピュータで日本語の文章を入力するためのキーボードデザイン(レイアウト)です。 それは1970年代後半に富士通によって発明され、日本語入力をより簡単に、より速く、より自然にするために同社が販売した日本のワープロOASYSとしてリリースされました[1] [2]。 作家、劇作家、弁護士など、日本語の文章を大量に入力する人には、その使いやすさとスピードの良さから人気があります。 このデザイン(キーボードレイアウト)の使用に関する権利は、1989年に関係会社の技術共有協同組合である日本入力コンソーシアムに譲渡されました。これは日本工業規格のキーボードレイアウトのひとつです。(和訳ここまで

上記英語版wikiにも書かれていましたが、「Possible application to other languages(他言語への応用可能性)」について、日本語版wikiに、ディープに書かれていました(以下に引用)。

wiki:親指シフトより抜粋

日本語以外への応用

世界で使用されている言語の表記方法はさまざまで、例えば文字の数も英語と同じ程度から漢字のように数千〜数万に及ぶようなものまで多様である。このため、もともと英語の入力のために作られているQWERTYキーボードを英語以外の言語の入力に使おうとすると何らかの工夫が必要となる。例えば、(1) 日本語におけるローマ字入力のように発音のアルファベット表記に沿った形で入力する方法や、(2) 日本語におけるかな入力のように文字あるいは文字の構成要素を適宜キーの上に配置する方法等がある。

いずれの場合もある意味で「間に合わせ」のやり方にならざるを得ないところがあり、特に (1) については、アルファベットの出現の頻度や続き具合がさまざまで、QWERTY配列が適切なものになることは保証されない。また、(2) については、文字の数がアルファベットに比べて多いためにタッチタイプがし易いホームポジションとその上下を含む計30のキーに納まりきらない場合が多いこと等の問題が起きることがある。

親指シフトはこうした問題の解決に役立つ可能性がある。すなわち、(1) タッチタイプがし易い30キーに小指シフトによる活用を加えても60文字なのが90文字にまで拡大する、(2) 親指によるシフトに例えば声調など、言語固有の特徴を付与することにより習得が容易になる、等の利点が考えられる。

日本工業規格(JIS)化要望書

http://nicola.sunicom.co.jp/spec/demand.htm

リンク:NICOLA配列キーボード「日本工業規格(JIS)化要望書」

日本語入力コンソーシアムが平成8年10月に「NICOLA配列キーボード 日本工業規格(JIS※)化要望書」を提出してるようですね。日本語入力コンソーシアムは、コンピュータの日本語入力を見直し、使いやすくて能率のよい、次世代を担うべき 日本語入力システムを開発することを目的とした団体のようです。

    要望書より一部引用
  1. (現状)かな入力ではなく英字配列でローマ字入力を行うという 不自然な方式をとっているのが実状
  2. (課題)日本文を 日本語で入力する手だてとして、本来の使命を失った

この現状1で、2では本来の使命を失った、そもそも「本来の使命」とは何かがかかれていません。使命どのように考えるのかを明記するともっとわかりやすいようにも感じる。たとえば、本来の使命として「効率的に日本語入力できる」としてみればわかりやすいと思う。こうすることで「効率的に」が要望書の訴求点であり重要であることが多くの人に認識され、では、ローマ字入力と親指シフト入力、どちらが効率的なの?この部分にフォーカスした検証という土俵に持ち込めばよいのではと考える。

偉大な先輩方が創られたであろう要望書なので素人があまり意見すべきではないかもですが、要望書では、教育的問題点、身体的負担、日本人の思考とのズレ、といったハードルの高い方向に向かっているようにも感じる。特に教育現場の問題点とするのは順番が違うようにも感じる。そもそも「日本人の思考」とは何かについて触れられていなくて残念である。

さらに要望書にある「NICOLA配列キーボードは、スムーズな日本語入力を実現するため、科学的根拠に基づいて考案されたキーボードであり、多くのユーザーの高い評価と支持を得ている」とあるが、後半の「多くのユーザーに評価や支持」されていないから危機感を持ってこういった要望書をだしたのでは?と感じるのは私だけでしょうか?

※JISは日本工業規格から2019年7月1日に日本産業規格と名称変更された。
※NICOLA(ニコラ)配列とは親指シフト入力のキーボーと配列のこと。

本気で親指シフトを存続させる為には、上記要望書を作成された諸先輩方には、大きな声ではいえないがマジで離席してほしい。本来優秀な方々のハズが、この要望書は残念である。周りの誰か何も意見がなかったのだろうか?
しかし「親指シフト」は最も効率的な日本語入力の仕組には間違いない(世の中にシフトJIS入力ユーザーって実際にいます?)。地道にユーザーを増やしていくことが最重要かと考える、ユーザー拡大に何かと取り組んでいきたいです。
上記要望書作成に係わった方々では意見も何を出していただけそうにないので、あの取り組みには係わってなくて、本気にユーザー拡大をお考えで、柔軟にご意見もいただけて、ご一緒いただける方、連絡をとりあってユーザー拡大チームをつくっていきませんか?コメントでもメッセージでもお待ちしております。あ、補助金申請してみようかな?その補助金でユーザー拡大の取り組み実施してみるとか??

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